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新卒一括採用は機会均等の原則に

新卒一括採用は機会均等の原則に反しているという見方もある。日本では、既卒と新卒が同様には扱われないのが現実である。新卒時、事情があり就職活動が出来なかった者も既卒として扱われることにより、多くのな機会を損失してしまう。

仏教の中心思想には多様なものの共存というものがあるが、第二次世界大戦あたりから統一性が過大視されるようになった。現代のグローバル社会において、統一性は目指すべき方向ではない。時代錯誤である。将来、沢山の移民が入ってくるかもしれないが、その時に統一性では対応できない。また高度経済成長時代を過ぎた日本において、統一性は逆に非効率になりうる。
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日本の雇用スタイルは、新卒一括採用で大量採用し、終身雇用で見られるような長期雇用を前提としている。従って、アウトサイダーが参入出来にくい形になっている。この形は求職者にとり、リスクを新卒時に集中させる形になる。それ故に、新卒時に何かしらの理由で就職活動出来なかった者や、景気が悪い時に卒業した者は、一生新卒時の事を引きずる事が多い。求職者のリスクは、生涯に渡り分散させるのが好ましい。

本来、博士というのは欧米、中国、シンガポールに見られるように就職市場では歓迎されるものである。しかしながら日本や韓国では、これと逆の現象が見られる。つまり博士が敬遠されるのである。新卒一括採用で、学士、修士を中心に採る為、年齢が高い博士は敬遠される傾向にある。

個々の企業にとって、既卒者を採らなくてもそれほど大きな損失にならないかもしれない。しかし新卒一括採用は全体経済では、多大な損失をもたらす。既卒が職業訓練を与えられることも無く、ニートやフリーターになっていくのは国家の大きな損失である。

日本総合研究所は「雇用危機のマグニチュードと対応策の在り方」の中で、新卒一括採用を見直し、縦割型労働市場を横断的労働市場に変革すべきだと述べている。職種限定型社員の増加を職種別労働市場の整備とともに進め、職種を軸とする企業横断的な労働移動を円滑かすべきだと主張している。

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2009年06月03日 11:49に投稿されたエントリーのページです。

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